学び舎 / 北原孝彦の経営論
人脈づくりは、観察から。差し入れの飴が教えてくれたこと
相手のために選んだつもりでも、相手が今必要としているものとは違うかもしれません。私は、小さなやり取りにも観察する力が表れると思っています。
うれしい気持ちと、必要なものは別だった
喉を使う私のために、キャンディを差し入れてくれた方がいました。気持ちはとてもうれしい。でも、その品物はすでに三箱目でした。ありがとう、と受け取る一方で、相手が今何を持ち、何を必要としているかまで見られたら、別の選択になったかもしれない。私は、そのやり取りから観察と想像の話をしました。

相手を見ることと、自分の見落としを補うこと。
この記事で伝えたいこと
相手の状態と、自分の見落としを見る。
自分が右を見ているとき、左を見てくれる人もいるかを考える。相手を見ることと、自分の見落としを補うこと。この二つを、仕事でも大事にしてほしいんです。
自分の視点
見えている事実を出す
仲間の視点
別の方向と現場を確認する
好意を、相手の状態につなげる
何か渡せば喜んでもらえる、というところで止めない。最近何をしているか、困っていることは何か、誰と関わっているかを見る。差し入れなら、持っているものや使う場面まで想像する。これは贈り物の正解を覚える話ではありません。自分がしてあげたいことを、相手の状態へ合わせる力を磨くということなんです。
会議でも、別の方向を見ている人を入れる
経営者が一人で見ている情報には、偏りがあります。私は、会社を変えたいと本気で思い、自分と違う方向も見てくれる人を会議へ入れてほしいと話しました。自分が気づかなかった事実や、現場の声が出るかもしれない。一人の観察だけで決めず、見落としを補える関係を作る。それが、判断の質を変えるんです。
自社で確かめること
この記事のまとめ
人脈づくりも経営判断も、観察と見落としを補う関係から始まる。
- 自分がしてあげたいことだけでなく、相手が今持っているものや必要なものを見る。
- 会議では、社長と違う方向や現場を見ている人の事実にも耳を傾ける。
- 相手を知ろうとする姿勢と、自分の見落としを伝えてもらえる関係を育てる。

