学び舎 / 北原孝彦の経営論
お金を使うのが怖い。稼ぐフェーズから、会社を作るフェーズへ
利益が出ても、採用や組織づくりへお金を使うのが怖い。その不安を、何を作るための支出なのかという問いに変えてみてください。
この記事で伝えたいこと
稼ぐ状態から、会社を作る状態へ。
自分で稼ぐ状態から、人と仕事を動かす状態へ変えるなら、作るためにお金を使う必要があります。支出の怖さだけで、次の会社づくりを止めないでほしいんです。
お金が増えても、判断は変わっていなかった
焼き菓子事業の相談者は、お金を出すことへの恐怖が、組織化の壁になっていたと話しました。決算を前に資金の状態が良くなり、稼ぐフェーズから作るフェーズへ進む感覚が出てきた。私は、もうそのスイッチを入れてほしいと伝えました。お金の残高と、それをどう使うかという経営者の姿勢は、別々に見てください。
稼ぐ
自分の仕事で利益を作る
作る
人・役割・関係に資金を使う
支出の先に、作りたいものを置く
採用募集の内容を変え、会社のビジョンや商品の世界観を発信へ作り込み、製造の選択肢も探していました。一つひとつに費用や時間がかかります。ただ使うのではなく、何を担える人を迎えるのか、何を届ける会社になるのかという目的が先です。怖さをなくすことより、作りたい状態と支出の関係をはっきりさせるんです。

人、役割、関係に使う。
小さく動かして、判断材料を増やす
まだ試せる段階なら、外注のトライアルや、工場との協業の確認から始められます。全部を一度に抱えるのではなく、相手と仕事をして何が分かるかを見る。稼いだお金を、社長一人がもっと働くためだけに使わない。次の会社を作る人、役割、関係に使う。私は、資金の使い方をそこへ変えてほしいと思っています。
自社で確かめること
この記事のまとめ
投資の怖さだけで止まらず、何を作るための支出かを明確にする。
- 利益や残高が増えることと、人や組織を作る判断へ変わることを分けて見る。
- 採用や発信へ使う資金を、任せたい役割や届けたい価値につなげる。
- 外注や協業を小さく試し、次の会社を作るための判断材料を増やす。

