組織化して現場を抜けたら、現場が見えなくて不安になった
任せられるようになったのに、現場との距離が気になる。報告の目的を、少し広げて考えてみましょう。
今回の相談
介護事業現場を任せられた。
でも、現場が見えなくて不安です。

組織の状況 4階層
いま起きていること
部長以外と話す機会が減り、
現場の悩みを直接聞けない。
管理者には、数字を報告してもらうべきでしょうか。
報告する責任が、
会話の接点になるんです。
組織が回るようになったのは、いいことです。そのうえで、何のために報告してもらうのかを考えてほしいんですよ。
報告がなくても回っている。
それでも、報告は必要?
数字を集めるだけではなく、
状況を話す機会を作る。
この会社には、稼働率などの報告の仕組みがなく、売上の把握は社長だけ。管理者の役割は決まっていて、報告がなくても事業は回っていました。
私は、直属の上司に報告する責任を持たせたほうがいいと話しました。
「報告してね」と言えることで、数字だけでなく、現場の状況を話す接点が生まれるからです。
現場が気になるなら、
社長が直接関わった方がいい?
日々の業務を任せることと、
考え方を伝えることは別です。
細かな業務指示を、全部社長に戻す必要はありません。
一方で、私は新人研修は自分でやります。同じ考え方で連携してもらうためです。
上司によって、会社の考え方が変わったら困りますよね。だから私は、業務を任せることと、考え方を伝えることを分けています。
細かな指示を、全部社長に戻さない。
新人研修など、社長が伝える機会を持つ。

現場と関わるなら、
何を伝える時間なのか。
忙しくて集まれない現場では、
どう考えればいい?
人を育てる時間を、
先に設計してほしいんです。
「介護の現場では全員が集まれない」という話も出ました。私は、集まれるように設計できないか、と問いかけました。
たとえば、地域に根ざした採用や、一日分の売上を作らない日を計算する、といった方法もあります。
そのまま真似するのではなく、学ぶ時間を先に確保する発想を持ってほしいんです。
報告の形式を決める前に、誰を、どこまで育てたいのかを考えてください。
身につけてほしい力
学ぶ機会
伝え方を設計
チャットなら、それで人が育つのか。
集まる必要があるなら、集まれるように設計する。
全員に同じ数字を追わせる必要はありません。ただ、部門や事業を任せる人には、数字を見る力が必要です。
社長の不安を消すだけでなく、その人の未来につながる報告にしていってください。
